【リトルプレス】北欧フェミニズム入門の商品説明
北欧で刊行された、フェミニズム関連書を紹介するブックガイド。
出版翻訳という仕事のこと、本の仕事で身を立てる難しさ、執筆者である枇谷玲子さんご自身の家事や育児との両立の悩みなどについても、切実に綴られています。
装画は、当店ともご縁のある、イラストレーターの坂口友佳子さん。
お二人を橋渡しすることができ、当店としても思い入れの深い一冊です。
【目次】
はじめに 翻訳は主婦の小遣い稼ぎ?
第1部
フェミニズム運動が求めてきた権利1 教育を受け、職を持ち、自分でお金を稼ぐ権利
トーヴェ・ディトレウスン 毒/結婚
年上の編集者
親を責めるのはやめよう
モニカ・イサクストゥーエン 動物に優しくしなさい
HSP(敏感すぎる人)日記
北欧の児童書で、子どもの進路と幸福を哲学する
ダイバーシティとしなやかさ
ペーテル・エクベリ 自分で考えよう
ワンオペ育児するのが、ママじゃなくてパパだったら?
アンネ・カット・ヴェストリー Z棟のアウロラ
第2部
フェミニズム運動が求めてきた権利2 参政権
スウェーデンの哲学入門書を読みながら、衆院選を振り返るーー自分で考えようーー
フェミニズムにまつわる典型的な疑問
ハンス・ロスリング 世界を正しく理解する
サッサ・ブーレグレーン 北欧に学ぶ小さなフェミニストの本
マリアンナ・コルーダ・ハンセン 不安
グレタ・トゥーンベリちゃんの怒りと大人の責任 ハンス・ロスリングがやろうとしていたこと
ロン・リット・ウーン きのこのなぐさめ
第3部
フェミニズム運動が求めてきた権利3 身体の自己決定権
伊藤詩織さんと北欧のトーク番組スカーヴラン
北欧の性教育の絵本と日本の性教育
カーレン・ブリクセン父の自殺と夫の浮気
カーレン・ブリクセンとアフリカの日々
カーレン・ブリクセンとピサへの道 七つのゴシック物語
赤ちゃんはどうやってできるの?
マリアンナ・コルーダ・ハンセン 金曜の夜、スーパーマーケットで
ベニー・アナセン あなたの顔の顔
北欧になら私を助けてくれる人がいるかも?
シューアン・ウルリック・トムセン 生きている
祭りの後
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著者:枇谷玲子
装画:坂口友佳子
86ページ
2019年11月24日