【新品】北欧の教育新潮流. 未来につなぐ子育てと学び

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【新品】北欧の教育新潮流. 未来につなぐ子育てと学びの商品説明

高校のAI新教科から多文化共生、環境教育、そして子どもの社会参加まで。変化する北欧の教育と社会を、実践の現場から描くシリーズ最終巻。法制度や文化、現場の人々の声が交錯する中で生まれる現実的な問題とその解決の模索を通して、未来の子育てと学びの道筋を示す一冊。

はじめに~新潮流の中で
 まず第1章には、デジタル化、生成AIの発展に伴う試行錯誤や授業、学校建築の変遷など変わりゆく教育を持ってきました。第2章では、地球温暖化や、不登校、教育格差、社会的な分断など、自然環境や社会の持続可能性への懸念の中で、状況を変えようとする取り組みを取り上げます。第3章では、人々が地域の中で出会い学び合う場や、居場所など、市民がつながる場に関する内容を集めました。第4章は、異なる文化の人々がともに社会の基盤を担うリアルや、文化を越えて(超えて)生きる人々に焦点を当てています。最後に第5章では、今の制度を上手く活用したり、課題があるルールを変えていこうとしたりと、制度のはざまに生きる人々の葛藤と工夫を見ていきます。
 章ごとに読み進めていただいてもいいですし、関心のあるトピックから拾い読みしていただいても大丈夫です。それぞれの記事には、関連する文献やウェブサイトも掲載しました。興味のある方はぜひそちらを参考に、トピックをさらに深掘りしていただければ幸いです。  また、各章の冒頭にあるイラストは、スウェーデン出身の漫画家・イラストレーターであるオーサ・イェークストロームさんによるものです。本書の原稿を書くインタビューをきっかけに、各章の内容に合わせ、素敵なイラストを描いて下さりました。
 北欧の教育は憧れの眼差しで見られたり、「北欧の教育は〇〇が進んでいて、日本の教育は〇〇が遅れている」、という構図で語られがちです。でも、「日本の教育」と一言で言っても、暮らしている地域によって取り巻く状況は違いますし、課題の改善に向けて熱心に取り組んでいる人々もいれば、問題の前で悩んでいる人々もいます。それは、北欧の人々も同じです。同じような課題に向き合っていたり、捉え方やアプローチが違うことから、お互いに学び合えることもあるはずです。
 本書は50以上のトピックについて、北欧の教育や社会に関心を持ち続ける執筆者たちが、人々の挑戦や葛藤を等身大の姿で、それらの背景も含めて深掘りして書いています。

【目次情報】
 はじめに~新潮流の中で

第1章 変化し続ける教育
 1 高校に新教科「AI」
 2 デジタル教科書の見直しへ
 3 生成AIを使ったカンニングどう対応?
 4 10年前からナショナル・テストで集計ミス
 5 ナショナル・テストで理科の実験を廃止
 6 評価の観点を巡る課題 学校での成績をどうつける?
 7 スウェーデンの特別学校が「適応学校」に
 8 特異な才能を持つ子どものための「尖った教育」
 9 秋休みから「読書休み」に
 10 人体標本の尊厳をどう考えるか
 11 黒板史から見るスウェーデンの授業
 12 ちょっと恥ずかしい「スウェーデンゲート」
 13 時代を映す学校建築

第2章 持続可能な社会へ
 1 民主的な環境教育 グリーンフラッグの旅
 2 エコ・システムの中核となる幼稚園
 3 スロイド教育と持続可能な開発
 4 ノルウェーで増える不登校 子どもたちの声
 5 オンライン教育の規制へ 不登校対策の試行錯誤
 6 「ヒキコモリ」と名付けられた支援活動
 7 教育格差に挑むメンタリング
 8 若者が学び直せるセカンドチャンス・スクール
 9 子どもたちを犯罪から守る
 10 「コロナ休校」に備える北欧諸国
 11 コロナ禍と「理想の幼稚園」

第3章 市民がつながる
 1 人と人をつなげる場 国民の家アブサロン
 2 創造とくつろぎの場 オスロの公共図書館
 3 進化する遊び場 ストックホルムのパークレーク
 4 職業体験で市民を育むミー&マイ・シティ
 5 北欧で広がる民主主義のお祭り
 6 住民自治による「民衆の公園」
 7 幸福について考える博物館
 8 「デンマークらしさ」をつくる野外博物館
 9 デンマークの若者が飲酒する深い理由
 10 フィンランドの映画教育が紡ぐ学びの場づくり
 11 飛行クラブで学ぶ生涯学習大国

第4章 文化を超えて
 1 ノルウェーにおける国際養子縁組
 2 少子化なのに人口増のスウェーデン
 3 夏休みの居場所 ウプサラ・サマーゾーン
 4 ウプサラ平和賞と社会統合の問題
 5 社会統合を促進する子育て支援センター
 6 スウェーデン・フィン人のプリスクール
 7 サーメ語教育で言語継承と雇用創出
 8 グリーンランドの多言語教育政策と実態
 9 「北欧女子」のオーサさん 日本に憧れ漫画家に
 10 教育研究者としてフィンランドに暮らした10年間

第5章 制度のはざまで
 1 入学を勝ち取るために住所を変える
 2 スクールタクシーで登校!?
 3 静かな給食をどう実現するか
 4 手を出せない大人たち スウェーデンの体罰対応とその課題
 5 子どもにも年休10日
 6 試される就学義務 スウェーデンのタイムアウト
 7 クラス旅行のお金はクラスで稼ぐ
 8 大学に意見を反映させる学生団体
 9 教員養成課程の授業改善を! 学生が声上げる
 10 苦しむ初任者教員を救え!
 11 教員研修は成績向上に効果なしとの研究
 12 フィンランドの学校で体験した「同僚性」
 13 校長は元パーソナリティ 教員の多様なキャリア

補論
 北欧の教育から何を学ぶか
 「なぜ勉強するのか」に寄りそうフィンランドの教育
 ノルウェー流学力調査の使い方
 多様な専門家が集うスウェーデン版「チーム学校」
 「学校あらざる学校」生産学校で社会の一員に
 北欧の教育から学ぶこと

 おわりに
 初出一覧



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佐藤裕紀 (著), 林寛平 (著), 中田麗子 (著), 本所恵 (著), 北欧教育研究会 (著)
出版社 ‏ : ‎ 明石書店 (2025/8/22)
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 328ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4750359440
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4750359441
寸法 ‏ : ‎ 19 x 13.1 x 2.5 cm

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