【新品】イプセン戯曲選 海の夫人/ヘッダ・ガーブレル
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【新品】イプセン戯曲選 海の夫人/ヘッダ・ガーブレルの商品説明
海に憧れながら元の生活から離れぬエレーダを描く『海の夫人』。
他人との関係を疎むヘッダの退屈な生を描く『ヘッダ・ガーブレル』。
「自己亡命」の終焉間際に書かれた、祖国への愛憎と望郷の狭間のイプセンの葛藤が〈居場所探し〉として結晶化した、リアリズム期の傑作戯曲2篇。
著者プロフィール
ヘンリック・イプセン (ヘンリック イプセン) (著)
(Henrik Ibsen 1828-1906)
ノルウェーの詩人・劇作家。ノルウェー南部の町シェーエンで生まれる。「近代劇の父」と呼ばれるイプセンの戯曲作品は、シェイクスピアに次いで世界で二番目に多く上演され、明治期日本の近代演劇の礎石となるほど多大な影響をもたらした。初期作品はバイキング時代を中心とした歴史劇が主だったが、1877年の『社会の柱』以降、代表作『人形の家』をはじめ現代を主眼としたリアリズム劇の執筆に重きを置くようになった。人間の生き方、社会問題を見つめる鋭敏な観察眼に定評がある。
アンネ・ランデ・ペータス (アンネ ランデ ペータス) (訳)
(Anne Lande Peters)
1967年、神戸生まれ。演劇研究家・翻訳家。宣教師の親とともに幼い頃から日本とノルウェーを往来して育つ。オスロ大学と早稲田大学で演劇学を学び、落語をテーマに修士論文を執筆。三島由紀夫『近代能楽集』、よしもとばなな『みずうみ』のノルウェー語訳や、ヨン・フォッセの演劇、イプセンの演劇(新国立劇場)などの邦訳を手がける。
長島確 (ナガシマ カク) (訳)
1969年、東京生まれ。ドラマトゥルク・翻訳家。翻訳劇を含むさまざまな上演現場に関わり、国内外の演出家や俳優、劇作家との協働作業の経験多数。訳書にベケット『いざ最悪の方へ』(書肆山田)、『新訳ベケット戯曲全集』(監修・共訳、白水社)など。
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ヘンリック・イプセン(著)、アンネ・ランデ・ペータス(訳)、長島確(訳)
発行:幻戯書房
四六変型判 392ページ
978-4-86488-331-3