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【新品】私たちが記したものの商品説明

大ベストセラー『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者が、女性たちの今を描く。

韓国で136万部、日本で23万部を突破した、『82年生まれ、キム・ジヨン』の多大な反響と毀誉褒貶、著者自身の体験を一部素材にしたような衝撃の短編「誤記」ほか、10代の初恋、子育ての悩み、80歳前後の姉妹の老境まで、全世代を応援する短編集。
貧富の格差、家父長制、女性差別、誤解。悩みながらも、シスターフッドと自分のアイデンティティを大切にする女性たちの物語。

介護施設にいる姉を見舞う妹の思いを描く「梅の木の下」
ある日、父が家出した。ユーモラスな筆致の「家出」
会社内の女性差別や不合理が現れる「ミス・キムは知っている」
「義母」との世代を超えたシスターフッドを描く「オーロラの夜」
母娘の意識のずれと、アップデートの必要性を伝える「女の子は大きくなって」
コロナ渦での小学生の淡い恋を描いた「初恋2020」など、全7編

著者あとがき
解説 針を動かす時間、増殖するハーストーリー 金美賢(キム・ミヒヨン)
訳者あとがき

まさに『キム・ジヨン』以降の韓国社会をうかがわせる作品が「誤記」である。著者はあとがきで「すべてが私の体験談ではありません」と語っているが、すべてではない、という言い回しが、むしろ作品の発表後、著者を襲った日々の苛烈さを想像させる。
はからずも社会に一石を投じる作品を発表した小説家は、その後、さまざまな形の誹謗中傷にさらされ、筆を折る一歩手前まで追い込まれる。作品によって、新しい世界の訪れを期待した読者には知りえない、別な形の暴力の出現。だが、物語は加害と被害という二元論では終わらない。作品によって女性たちに呼び起こされたもの、語られ始めたことば、語り直される物語が、濃密な筆致で記されていく。何かが大きく編み直される予感が漂う。(「訳者あとがき」より)



著者について

チョ・ナムジュ(ちょ・なむじゅ):1978年ソウル生まれ。「耳をすませば」で文学トンネ小説賞に入賞。2016年『コマネチのために』でファンサンボル青年文学賞受賞。『82年生まれ、キム・ジヨン』で第41回今日の作家賞を受賞(2017年)、ミリオンセラーとなる。著書に『彼女の名前は』(小山内園子、すんみ訳)、『サハマンション』(斎藤真理子訳)いずれも筑摩書房刊、『ミカンの味』(矢島暁子訳、朝日新聞出版)他。



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チョ・ナムジュ 著/小山内園子、すんみ 翻訳
出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2023/3/1)
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 272ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 448083219X
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480832191
寸法 ‏ : ‎ 18.8 x 12.8 x 1.9 cm

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