【新品】続・三春タイムズ

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【新品】続・三春タイムズの商品説明

梅、桃、桜、
三つの春が一度に訪れる
小さな町の四季と暮らし

都会でもない、農村でもない、歩いてひとめぐり出来るほどの美しくも小さな城下町=スモールタウン、福島県三春町で器と生活雑貨の店「in-kyo」をいとなむ長谷川ちえさんが、立春~大寒まで二十四節気ごとに季節の移ろい、人や町の様子を描く24編のエッセイ集。

装画挿画は繊細な線画が人気の素描家shunshunさん。
巻末には元三春町町長、伊藤寛氏の書き下ろし訪問記も収録。
2021年発売の『三春タイムズ』の続巻です。


・目次
はじめに
手前味噌 立春
美術館 雨水
ことば 啓蟄
ひと坪農民 春分
花おこしの雨 清明
ままごと 穀雨
ヨガ教室 立夏
お城山 小満
梅干先輩 芒種
お庭探訪 夏至
あいさつ 小暑
駅 大暑
蟬 立秋
送り火 処暑
井戸 白露
ニラの花 秋分
新米 寒露
バス待ちの人 霜降
昭和歌謡 立冬
ゆべし 小雪
ストーブ 大雪
モミの木 冬至
箒 小寒
光のつぶ 大寒
元三春町長・伊藤寛さんを訪ねて
あとがき

・前書きなど
二十四節気の流れの中で坦々と繰り返される私の暮らしは、特別なトピックや大きなニュースなどはありません。地味といえば地味でしょう。でもだからといって私自身は飽きるということもなく、むしろ繰り返すことで本当の意味でのおもしろみや豊かさのようなものが見えてくるのではないかと思っています。それは土に水がじわじわと染み渡り、次第に乾いた大地が潤っていくことにもどこか似ているような気もしていて。そこに蒔かれた種からは芽が出てやがて根を張り、花が咲いたり実をつけたり、大きく育った木には鳥や虫たちが集まってくるかもしれません。


・版元から一言
著者・長谷川ちえさんは、いま注目エリアである東京・蔵前に、2007年器と雑貨の店「in-kyo」をオープンした人です。この店には多様な工芸作家が作品を託し、その品揃えを目指して多くの人が訪れる場所でした。昨今の蔵前の風景はこの店からはじまったと言ってもいいかもしれません。彼女がその蔵前を離れ、まったくの新天地である三春町に移転したのが2016年。春になると街中に梅、桃、桜が咲き誇る小さな町で器や雑貨を商いながら暮らすさまを描いたエッセイ集です。



「こよみを意識して生活するようになってから数年が経つ。それは三春で暮らし始めた時期とも重なっている。冬至が過ぎると徐々に陽が延び始め、小寒の寒の入りになったと思えば、最低気温が氷点下の日が続き、そして寒さが最も厳しい大寒を迎える。その年ごとに異常気象や気候変動による影響はあるものの、こよみと季節の移ろいは、不思議と足並みが揃ってハッとすることが度々ある。」(本文より)


表紙は梅、桃、桜、三つの春が一度に訪れる「三春」らしい色の紙「里紙|桜」。
文字は日光堂さんによる活版、絵柄はコスモテックさんの箔押しです。
デザインはサイトヲヒデユキさん。


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長谷川ちえ/文
shunshun/素描
四六変形判上製(192ミリ×124ミリ)216ページ

造本装幀 サイトヲヒデユキ(書肆サイコロ)
印刷進行 藤原章次(藤原印刷)
校正 猪熊良子
編集 信陽堂編集室(丹治史彦 井上美佳)
印刷 藤原印刷
表紙 日光堂(活版印刷)
   コスモテック(箔押し)
製本 松岳社
ISBN978-4-910387-04-8 C0095

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