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【新品】ことづての声/ソマの舟

¥6,050 税込

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2002年よりノルウェーなどを訪れ、その地の暮らしや風土から木版画を制作してきた作家ふるさかはるか。

2017年、津軽・南部地方で山の命と直接関わるマタギ[猟師]やソマ[木こり]や漆掻き[樹液を採集する人]たちに出会い、彼らが動植物からどのようなサインを読み取り、どう自然とやりとりするのかを取材してきた。

山のことばに導かれ、手仕事に深く触れ、自らも土を拾い藍を育てて絵の具を作り生みだされた木版画、ドローイング、ピンホール写真、そしてことばの記録をまとめた作品集。

ドローイング、ピンホール写真、インタビューで構成された『ことづての声』、木版画とエッセイで描き出す『ソマの舟』のふたつの世界を、たて組、ヨコ組、両開きの書籍にまとめた。「手刷り木版画」付。管啓次郎、登久希子も寄稿している。


・目次
〈ことづての声〉

本書の構成について 
取材のあゆみ 
インタビュー
   山中泰彦さんのお話
   鈴木健司さんのお話
   中畑文利さんのお話
ドローイング
ピンホール写真
つくること、応答すること――山とふるさかさんの制作について  登久希子

〈ソマの舟〉

木版画
エッセイ
ソマの知恵を実用化するために  管啓次郎 
取材について
作品リスト 


・前書きなど
冬の厳しい北国で、山と直接関わる手仕事の人びとは、動植物からどんなサインを読み取り、どう自然とやりとりするのか。
そんな問いを胸に青森県南津軽郡大鰐町に暮らす山中泰彦さんを初めて訪ねたのは2017年6月のこと。北国の山の手仕事にどんな自然観が表れているのかを探してみたくて、滞在先の国際芸術センター青森を通して人づてに紹介していただいたのが山中さんでした。木から器を削り出す木地師であり、クマを撃つマタギでもある山中さんは、自らの器を「命を止めて食べる器」と呼び、その器の根底にある山の命に対する考えやふたりの祖父のことを話してくれました。ふたりの祖父はそれぞれマタギとソマ(木こり)で、山中さんは動植物の命と関わる祖父や先輩たちから山の百姓のような暮らしを教わってきました。
(「取材について」より)


・著者プロフィール
ふるさかはるか (画・写真・文)
1976年大阪生まれ。1999年武蔵野美術大学油絵学科卒業後、木版画ワークショップのアシスタントを経て2002年より活動を開始。土と藍から自作した絵具と、版木の持つ自然な色・形に着目した木版画を作る。ノルウェーなど北国での滞在制作・発表のかたわら各地の山の手仕事を訪ね、近年では自然と共に生きる人びとのことばや手仕事をテーマにした作品に取り組んでいる。展覧会《トナカイ山のドゥオッジ》では、北欧の先住民族サーミの人びとを取材した木版画シリーズを発表。2017年国際芸術センター青森での展覧会《土のことづて》を機に青森での取材を重ねてきた。2010年「木版画アトリエ空中山荘」を立ち上げ、美術館等でのワークショップを通して手仕事と絵画の要素をあわせ持つ木版画の魅力を伝える取り組みも行っている。


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ふるさかはるか
出版社 ‏ : ‎ 信陽堂 (2023/11/15)
大型本 ‏ : ‎ 224ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4910387080
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4910387086
寸法 ‏ : ‎ 18 x 1.8 x 21 cm

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